なまず

最上 一平:作
福田 岩緒:絵 新日本出版社

           
         
         
         
         
         
         
    
    

 森があり、谷川が流れ、山の中段にはだんだん畑が続いています。
 町へ引っ越して行く家があるので、今年は一年生に入る子がなく、入学式はありません。全校で七人の川上小学校。
 直也は四年生、同じクラスの完一は六年生。森の声を聞いたり、川で大きななまずを釣ったり、伸び伸びと明るく、元気いっぱいです。
 大事件が起こります。町のソフトボール大会に、七人で出場することになったのです。
 練習が始まり、完一は、友和、みゆきにグラブの使い方や投げ方を教え、直也は感心します。
 ピッチャーの完一は、秘密兵器をみんなに見せます。強いゴムにはじかれたようなスピードボールでした。夏休みが過ぎるころには、みちがえるようなチームになってきました。
 大会の日です。みゆきはフォアボール、友和はバント成功、直也はヒット・・・・
・・。
 自然の中で、人間との温かな交わり、友の良さの新しい発見、直也たちは体も心の目も大きく成長していきます。
 (野)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化山本京子